フェライトコア
フェライトコアとは
強磁性を示す金属酸化物は電気的に絶縁性を示すので、高周波用磁性材料としても幅広く活用されています。ソフトフェライトと呼ばれる鉄を主成分とした混合 フェライトをトロイダルコアの磁心として用いることにより、ノイズ輻射をもたらす高周波電流を阻止することができます。ノイズ電流が流れているケーブルに フェライトコアを取り付けることにより、フェライトコアの磁化に応じてケーブルのインピーダンスが増加し、ノイズ電流の伝播を抑えます。また、コアの磁化 に伴いノイズのエネルギーを吸収し熱に変える働きもあります。30MHzを超える周波数で問題になる放射妨害波の対策には、Ni-Mn 系ソフトフェライトを用いたビーズ形状のコアがパソコンやデジタル家電製品などの電気・電子機器のケーブルに数多く用いられています。
フェライトコアの特性
フェライトコアのEMC効果は、フェライトコアのインピーダンスによって決まります。
フェライトコアのインピーダンス特性は、下記の計算式で表されます。
Z = z×形状ファクター×N2
Z = インピーダンス 、 z = 材料特性 、 形状ファクター = 断面積÷平均磁路長
N = ターン数
※材料は、周波数30MHz以上で最適な特性の得られる材料を使用しています。
※ターンすることで周波数帯域が低周波側に移行します。

フェライトコアの選択の考え方
EMC対策用 フェライトコアのバリエーションは幅が広くさまざまな状況での使い分けが可能です。
| 1. 分割コアを使用するケース | |||||
| a. | フェライトコアを取り付けるケーブルにコネクターがすでについている場合(分割) | ||||
| b. | フェライトコアを取り付けることでコネクターのアッセンブリが自動化できなくなるケースがあります。トータルコストで判断し分割コアを使用します。 | ||||
| c. | コアの固定をする場合 | ||||
2. サイズ形状による選択 |
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| a. | 目安として150MHzより高周波帯域のノイズカットの場合及びケーブルをターンしない場合 ・ 内径はケーブルに合わせ、外形が出来るだけ大きく 長さ(L)が長いタイプを選択します。 ・ ケーブルはターンしないで使用します。 ・ 形状ファクターによりインピーダンス特性が得られます。 |
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| b. | 目安として150MHzより低いノイズカットの場合や装置内のケーブル対策として使用される場合 ・ 内径は大きく(ケーブルが数ターン可能なサイズ) 長さ(L)の短いタイプを選択します。 ・ ケーブルをターンして使用します。 ・ ターン数によりインピーダンス特性が得られます。 |
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3. ケーブルの種類による選択 |
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| ・ フラットケーブル/SSCシリーズ ・ FFCケーブル/FPCシリーズ ・ 多芯ケーブル/TRシリーズ、RIシリーズ他 |
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フェライトコアの用途
・ケーブルからの放射ノイズ対策として使用します
・ 静電気対策
静電気は、印加のする電圧の立ち上げスピードにより幅広い周波数のノイズ成分を含んでいます。
30MHz以上のノイズをカットすることで対策できるケースがあります。
・ 内部干渉ノイズ対策
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