北川工業の研究・開発は、いわゆる「研究者タイプ」では出来ない仕事。世の中のニーズを的確に捉え、材料の開発から製品の設計開発など仕事は多彩にわたります。
時には顧客の技術者と一緒に開発することもあれば、営業同行、自ら顧客へ出向いてニーズを聞き出したりすることも。また、サンプルを持参して技術の話を進めるなど、フットワークの良さも必要となります。なぜなら、製品開発においては、情報量とスピードが勝負となることもあるからです。そのため、自然にセールスエンジニアのような動きが必要となってくるのです。

こうした仕事スタイルにおいては、大学での専攻よりも、いろいろな角度からモノを見て考えられる視点。視野の広さ。好奇心。そしてないものを創り出す挑戦意欲が大切です。
基本的には、アイデアからひとつの製品になるまで。ものづくりの考案から、設計・試作・評価試験・完成まで一貫して任されます。責任を持って最後まで取り組んでいただくのが当社流です。
開発スタッフはみな、飛び回りながらも常時５つくらいの独自テーマをもち、試作や評価試験を繰り返し、新製品を開発しています。
また、国内だけでなく海外の展示会などへも足を運び、専門家として技術支援する事も。未来を予測し、世界の様々な問題解決製品を開発する仕事です。

生産技術は、新製品の立ち上げから量産対応まで生産に関わる設備の運営。量産ロボットの設備開発。製品の改良品開発。品質保持まで、こちらも幅広い仕事となります。
昨今、生産現場も海外シフトが進み、時には海外まで生産指導に出張することもあります。
ものづくりの現場は国内だけではありません。様々な知識だけでなく、その国の環境や状況に応じた対応と工夫が必要となります。

スマートフォンからOA機器、家電製品、自動車関連まで。世の中の電気・電子関連製品のほとんどにニーズがある北川工業製品。取引先の業種も電子機器などの完成品メーカーをはじめ多岐にわたっています。
KGSの営業は、このエンドユーザーさんを訪問するところから始まります。生産ラインや商品づくりにおいて、今どんなことで困っているのか。お客様とのコミュニケーションの中から引き出します。どんなKGS製品を使用すれば、品質向上・工程削減・コストダウンにつながるか。
お客様に寄り添い、共に考え、問題を解決する製品を提案していく「提案営業」です。

世に出る前のものづくりに携わる大手メーカーの技術者をはじめ、あらゆるセクションの方にお会いします。その会話の中からポイントやヒントを聴き逃さず、ニーズや課題を発見し、解決へと導きます。
ときには社内の開発スタッフと新製品を生み出すなど、やりがいの大きな仕事です。
とはいえ、入社前から技術的な知識を持つ必要はありません。入社後数ヶ月をかけてものづくりに関する全セクションを経験する研修により、知識を身につけることが可能です。

国内で実力をつけ、将来的には、グローバル展開しているお客様（国内で開発・設計し海外工場で生産している企業）に対して、国内外にとらわれず営業活動を行うことも可能です。
昨今では、国内工場から海外工場への生産移管を行うお客様が多くいらっしゃいます。スムーズに移管できるよう当社の海外拠点とうまく連携させ、KGS製品の供給対応を行うこと。いわばお客様の国内と海外とのパイプ役でもあります。
また、海外出張を行い、お客様の海外拠点に足を運び、KGS製品の提案を行うこともあります。日系企業だけでなく、海外の現地企業へも積極的に提案営業を行っております。

「営業アシスタント（営業事務）」は営業社員のアシストをするのではなく、担当となるお客様を持ちます。お客様からの受注の受付や納期の問い合わせに対する回答。ニーズに合った製品サンプルの発送も営業アシスタントの仕事となります。

「調達」の場合は、数多くある製品の中から担当となる製品を持ちます。工場や協力会社からの仕入数の決定や在庫数の管理、時には仕入価格の交渉も行います。

「貿易」の場合は、当社の海外現地法人への輸出入が主な業務となります。メールや電話などの共通言語は英語です。税関なども考慮し、デリバリーコントロールしていきます。

「スタッフ部門(人事・総務・経理)」の場合は、それぞれが担当の業務を持ち、一つの仕事を最初から最後まで完遂させます。

事務だからといって補助的な仕事はありません。一人の担当者としてやりがいと責任感を持って仕事をしていただきます。エリアプロフェッショナル職は、キャリアアップのため、部署の異動や転居を伴わないエリア内での拠点の異動はあります。