「ノーベル化学賞受賞者クロート教授のワークショップを開催」

ノーベル化学賞受賞者クロトー教授の中学生対象の
ワークショップを北川工業稲沢事業所で開催

Sir Harold Kroto's Workshop "The Celestial Sphere that Fell to Earth"
 to be held in Inazawa, Aichi Prefecture

2002年10月21日
北川工業株式会社
ブリティッシュ・カウンシル

北川工業(株) (名古屋市中区、北川 弘二社長) とブリティッシュ・カウンシル(英本部:ロンドン、日本本部:東京都新宿区、マイク・ウィンター駐日代表代理) は、信州大学工学部 遠藤守信教授と稲沢市教育委員会の協力のもとに、来る11月1日(金)午後に北川工業 稲沢事業所 (愛知県稲沢市目比町東折戸695-1) にて、1996年度ノーベル化学賞受賞者サー・ハロルド・クロトー教授を招き、稲沢市立 千代田中学校の一年生の生徒78名を対象として、「クロトー先生の『宇宙からの贈り物』 」 と題したワークショップを開催する。サー・クロトーは英国サセックス大学の英国学士院研究教授で、英国王立化学協会会長の要職にあるだけでなく、1994年にはThe Vega Science Trustを設立し、青少年の科学教育にも力を注いでいる。

クロトー教授は 「バッキーボール(C60)物語 (“The Story of the Buckyball”)」 という題で自身の発見である、サッカーボールの形に似た立体構造をしている分子(バッキーボール)について講演ののち、生徒にバッキーボールの模型組み立ての体験学習を指導しながら、分子構造をわかりやすく解説する。当日は遠藤守信教授が、コーディネーターとして解説に当たる。

昨今、科学技術の振興が重要視されている反面、青少年の理数科離れが指摘されている。このような中で、中学校生徒に科学のすばらしさを実地に体験してもらい、科学への関心を高めたいというのが、その趣旨である。また、このワークショップは、北川工業とブリティッシュ・カウンシルによる地域貢献と国際文化交流の一環でもある。

北川工業は遠藤教授の紹介により、クロトー教授がノーベル賞を受賞する以前の1991年以来数回にわたり、クロトー教授を我が国に招待し、講演会を開催しており、今回の行事はその6回目に当たる。

一方、ブリティッシュ・カウンシルは、英国の公的な文化交流機関であり、その日英科学技術交流活動の一環として、長野県塩尻市など各地で、クロトー教授による小中学生に対する科学教室を開催しており、今回のワークショップは4回目となる。

以上

日時: 2002年11月1日(金)13:50~15:40
場所: 北川工業株式会社 稲沢事業所 ミュージアム棟
主催: 北川工業株式会社 (KITAGAWA INDUSTRIES CO.,LTD.)
The British Council (英国の公的な国際文化交流機関)
後援: 稲沢市教育委員会
ご案内(ワークショップチラシ 160KB)

本件に関するご連絡先
  北川工業(株) 総務室 TEL (052)261-5528
  ブリティッシュ・カウンシル TEL (03)3235-8031