KGS社員インタビュー

EMCセンター 末武社員 2008年入社 (工学部 電子情報工学科 出身)

電磁波ノイズの測定から、コンサルティングまで。
国際資格iNARTEを活用して、EMCの専門家としてアドバイスする仕事。

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私は、EMCセンターの電波暗室やシールドルームなどを使って、お客様に対する家電などをはじめとした電機製品の電磁波ノイズ測定、ノイズ対策業務を行っています。
EMCセンターでは、全員がiNARTE EMC ENGNEERの資格を保有し、EMCの専門家としての電磁波ノイズ対策に対するお客様へのコンサルティング事業も行っています。

初めての1人出張はプレッシャー!

あるメーカーから家電量販店でのノイズ対策依頼があり、初めてひとりで対策支援を行った時のことです。一人立ちの出張にやりがいを感じてワクワクする反面、本当にひとりで解決できるか不安でした。 依頼内容は、外部からノイズの影響を受けて、店内の家電製品が誤作動を起こしているのでなんとかしてほしいというもの。 メーカー側と量販店側のお客様立会いのもと、現状把握・原因究明・対策までの過程が自分ひとりでたどれるのか、プレッシャーに押しつぶされそうでした。
実際の現場では、時間が限られています。どのようなノイズが、どのような経路で家電製品に侵入し、どのような原理で誤動作しているかをその時間内に掴む必要があります。 この一連の作業をひとりでこなすのは初めての経験。その頃の自分には難しいことばかりでした。 その場で対策を講じることはできませんでしたが、担当者としての責任があります。自分が持っている知識、先輩から学んだ経験など、頭をフル回転させていくつかの対策案をメーカー側に提案しました。

苦い経験から、先を読む姿勢を身に付ける!

結果的には、その場でノイズ対策を完了させることができず、新人時代の苦い経験となりましたが、この経験から常に先を読む姿勢が身についたと思います。
限られた時間内に結果を出すには、どのような状況か、どのような対策をするか、何を準備すればよいか、多角的に検討し、先を予測して行動しなければならないことを学びました。

他企業から頼りにされる

EMCセンターは、常にお客様と一緒にEMC測定・対策をしているため、技術力だけでなく、営業力・コミュニケーション力も必要とされます。
毎日のように他社の技術者と接することができる仕事はとても貴重であり、他の業界にも触れることができるため新鮮でもあります。
EMC対策においては、他企業から頼りにされている企業であると感じます。その期待に応えられる仕事ができたときは達成感を感じます。

技術だけでなく営業力も身に付けたい!

今後は、技術者でありながら、営業マン並みの営業力を身につけたいと思っています。 お客様に一目置かれる技術力を身に付け、さらにその技術力を自らアピールし、売上に繋げていける力を身につけたいと思います。

Message

staff_suetake

就職活動中は、企業に対して、働くことに対するマイナスイメージはなく、期待が大きいと思います。ただ、働いてみると、色んな障害が存在しているのは事実で、大変なことも多く、それはどの仕事においても同じだと思います。
そんな状況においても、モチベーションを維持できるかは、いかにやりたい仕事に就くか、ということに尽きると思います。やりたい仕事をして稼ぐ、これができれば毎日が充実します。
企業を選ぶ際、選定条件は人によって違うと思いますが、自分がやりたい仕事を明確にし、それができる企業なのか、まさに天職を探すという就職活動をしてみてはいかがでしょうか。