KGS社員インタビュー

東京支店 榊原社員 1996年入社(工学部 物質科学工学科 出身)

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現在、営業グループのマネジメント面の取りまとめと、お客様の窓口として営業活動をしています。顧客満足につながる製品、サービスを提供することがミッションですが、単にカタログ掲載部品を販売するだけではありません。顧客仕様にカスタマイズした部品を、開発社員と共にモノづくりに携わったり、新製品開発のためのマーケティング活動なども行っています。
東京支店の主な活動エリアは、関東・甲信越・静岡県の一部ですが、グローバル企業も多く、関連する海外エリアにも対応しています。

世界シェアNo.1企業の担当は甘くはなかった!

営業部門に配属された1年目に某大手電機メーカーの主担当となりました。そのお客様は当時、ある機器の世界シェアNO.1を誇っていましたが、弊社部品の使用率は極わずかなものでした。
自分からそのお客様を担当したいと希望し、任せていただけたのですが、競合メーカーも多いため当社部品を採用していただくのはハードルが高く、営業社員として半人前だと気づかされる毎日でした。お客様の設計・開発者へのアポイントもなかなか取れず、また面談しても、弊社カタログ掲載部品には興味を示していただけない日々が続きました。

どうしたら課題をお話いただけるのか?

そこで、先輩社員の営業手法を見習い、カタログ掲載部品の話から入るのではなく、業界専門紙の最新号などを取り寄せ、関連する最新の技術トレンドや設計手法の話題を入れ、興味をもっていただけるようにしたり、弊社対策製品の活用ケースを紹介したり、今後の開発段階で起こりそうな問題を前もって提起するなど努力しました。それらによりお客様の課題をお話しいただける関係作りがようやくでき、はじめて製品を採用いただけるようになりました。
しかし、喜んだのもつかの間、実は採用決定後が大変でした。大手のため供給数量が非常に多く、通常の生産稼働では納期に追いつかない事態が発生。訪問先から関係部署へ電話をし、なんとしてでも納期に間に合わせられるよう緊急で協力要請をお願いしたこともありました。そのような経験も、今ではいい思い出です。

様々な人の協力があり、弊社がシェアNo.1に!

その後、そのお客様が扱うEMC(電磁波ノイズ対策)関連製品においては、弊社がシェアNo.1となるお取引にまで発展させることができました。
その過程においては、先輩、上司、他部門の方や、お客様に大変ご協力頂き、助けられたのを憶えています。
やはり一人でできることは限られており、うまく周囲やお客様と協働することが大切だと実感しました。

製品全般に関わることができる営業を志望!

北川工業に入社したのは、モノづくりに携われるメーカーであり、ニッチな分野でシェアトップを取り、オンリーワンを目指すという社風に惹かれたからです。
工学部出身でしたが、私は営業職を選択しました。
弊社部品は電磁波ノイズ対策、熱、振動、省力化など総合的に問題を解決でき、また、使用分野の裾野が幅広いところにとても魅力を感じました。
さらに、営業社員でも自分の聴いてきた情報を元に、開発社員と共に新製品開発に携われることを知り、一つの部品を生み出すよりも様々な部品全般に関わりたいと考え、営業職を志望しました。

変化もチャンスも多い会社

学生時代は、薄膜を卒論研究として取り組んでいました。私の入社当時には薄膜技術はありませんでしたが、現在、弊社ではスパッタリングによる薄膜製品を、研究開発から製造・販売までしています。
現在取り扱っている製品・サービスも、世の中の変化に対応すべく、毎年なにかしらの部品入れ替えや、先を見据えた新分野・新市場への進出など、どんどん変化をしていくと思います。変化が多い分、チャンスも多い会社だと捉えて挑戦しています。

message

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北川工業の製品やサービスは、一般消費者が直接目にすることはほとんどありませんが、提供した部品が使われたお客様の機器を、世の中のあちこちで見かけることも多いです。自分が提供した対策部品によって、機器内部の問題を解決し、社会貢献できることにやりがいを持てる方には、北川工業は合っているのではないでしょうか。興味をお持ちいただけたら、ぜひご応募いただきたいですね。一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。